電話占いと勘違い

これは私が電話占い師として働いていた時の話しであります。

普通、電話占いは占い師が自宅などの静かな場所で待機して、客からの電話を待つシステムであります。

しかし、その日は自宅の電話が故障してしまっていたので、一日位ならば大丈夫だと思い、仕方なく自分の携帯電話で対応する事にしました。

普段であれば、電話占いの利用者は殆どが女性なのですが、その日に限って男性からの利用があったのです。

その男性の相談内容は、仕事を転職しようかどうか考えているといった有り触れたものでしたが、その後に問題が起きたのです。

その日の夜の事ですが、もう勤務時間外でしたが、知らない番号から電話がありました。

何も考えず電話をとると凄い剣幕で女性が問いただしてきたのです。

全く意味が分からないままがなられていたので、なんとか口をはさみ、誰なのかを聞いきました。

するとその女性は、自分の旦那の携帯から私の携帯電話への発信履歴があった、旦那とはどの様な関係だといってくるのです。

その時にピンと来たのですが、その携帯はその日に電話占いで相談があった男性客のものだったのです。

謎が解けたので、その旨を女性に説明したのですが、全く信じて貰えませんでした。

それどころか、「嘘をつくなど汚い」とか「泥棒猫」とか、その他にも口に出すのも憚るような言葉で詰め寄ってきたのです。

何もやましい事をしていないのに、一方的に言われる私はだんだんムカムカしてきたので、女性が直接会いたいという提案に乗ることにしました。

幸いにも指定された場所はすぐ近くでありましたし、直接会って勘違いを解いて、その女性に謝罪させなければ気が収まりませんでした。

そして、実際に待ち合わせ場所にいくと綺麗な女性が待っていたのです。

するとその女性は、私をみて暫く固まった後に、「自分の勘違いでした、すみません」と謝ってそそくさと帰ってしまったのです。

全く失礼な話しだと思いませんか?きっと電話占いで相談してきた男性と和解したのでしょうね。

電話占いと不自由

最近では、人間同士の繋がりが希薄なってきている気がします。

携帯電話やインターネットなどで、人と繋がる事は簡単になりましたが、その分、一人一人のの繋がりが薄くなっている気がするのです。

今は、便利を求めるがあまり、大事な事を忘れてしまっている気もします。

便利だからといって、それがそのまま人のためになるとは限りませんし、時には、不自由がプラスに働くこともあります。

例えば電話占いですが、始めは電話越しで占う方法など、本当に成立するのかと考えるかもしれませんが、実は電話で得ることの出来る情報は、相談者が伝えた情報と相談者の声しかありません。

では、なぜ電話占いがプラスに働くことがあるかという話に戻しますが、あくまで対面鑑定よりもプラスに働く事もあるという話です。

偽物の占い師がよく使用するコールドリーディングなどの手法があるのですが、、電話占いでは使う事が難しいとされているからです。

つまり、電話越しで占ってもらう電話占いの方が本物の占い師に出会う確率が高いかもしれないのです。

人間は見た目や雰囲気に流されてしまう傾向があるため、聴覚だけで感じる占いの方が自分に正直になれて良い場合もあると言う事です。